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ライコウ育成論

シングル用ライコウ育成論

HGSS前の古いやつ。 ソフト:プラチナorバトレボ

基本ルール:6to3シングル

使用ポケモン:種族値600以上の伝説禁止。レベルは1-50。つまりバンギラスは禁止。

持ち物、ポケモン:被り禁止

催眠制限:一体

【特徴】

サンダースと比べて、

物理耐久 大幅上昇
特殊耐久 上昇
すばやさ 減少
とくこう 大差なし
技 「めいそう」追加。サンダースの「あくび」「バトンタッチ」などトリッキーな技は失う。
特性 {ちくでん}から{プレッシャー}

やはり耐久の追加が大きい。サンダースなら一撃で倒れていたガブリアスの「げきりん」も、並程度の個体値で無振りで耐えてくれる。

個体値にもよるが、スカーフヘラクロスやスカーフメタグロスの攻撃を耐える事ができるので、奇襲に対してサンダースより圧倒的に強く、安定するのである。

ギャラドスの「りゅうのまい」「たきのぼり」も確定で耐えるので、サンダースよりギャラドス対策に安定する。

とはいえ、電気ポケモンなので基本的に物理ポケモンより特殊ポケモンを相手にする方が得意なことは理解しておこう。

耐久力があり「めいそう」もあるので、特殊対策としては非常に強い。

『こだわりメガネ』スターミーの「ハイドロポンプ」も無振りで耐えるし、無振りでも個体値がとてもよかったら、ゲンガーのシャドーボールを二発耐える。

更に、{プレッシャー}を生かした「みがわり」「まもる」も強い。

「めいそう」、「どくどく」を駆使して受けポケも突破できる。

極めて強力なポケモンであるが、

1゜個体値厳選が困難
2゜交代で安全に出せる場面が多いわけではない。
3゜そのくせ、タイマンで勝てる相手が多いかというと、意外と少ない。
電気ポケモンなので、弱い相手にはとことん弱い。

という問題点がある。特に、交代で出せる場面がそこまで多くないのに、一部のポケモン相手にかなり不利な立ち回りを強いられるのが痛い。

例えば、サンダース相手に「めいそう」がないライコウは無力である。

強いことは強いが、使ってみると立ち回りで意識しなくてはいけない事がいろいろ出てくる。

一番大切なのは、電気ポケモンは弱い相手にはとことん弱いので、有利な相手と対峙した後にどう行動するかがとても大切。と認識する事である。

ライコウが強いことは間違いないので、ほどほどの個体が確保できたら、後は自分の実力でカバーしていこう。

俺、ライコウ持ってないけどね。

【厳選】

性格で[おくびょう]で高耐久(ただし、最速ではない)と、[せっかち][むじゃき]で最速というのを比べて、どちらを選ぶかという問題がある。

アグノムと同速なので、最速を狙いたい。アグノム相手に勝率0%なのと、勝率50%なのは偉い違いである。

ただ、サンダースと違って、「りゅうのまい」ギャラドスの「たきのぼり」を耐えるというメリットも消したくない。

同速対決と耐久どちらを優先するかと言うと、

耐久……「りゅうのまい」ギャラドスの「たきのぼり」耐え
ある程度のハピナスの攻撃を「みがわり」が耐える

といったことさえクリアしていればそこまで大きな問題はないので、この辺りをラインとして、最速を狙うのがいいだろう。


また、「めざめるパワー」も狙いたくなるが、耐久面や火力に大きく問題がある「めざめるパワー氷」持ちよりは、耐久面が優れた「めざめるパワー」を持っていないライコウの方が使いやすいだろう・

「みがわり」「まもる」ライコウ(いわゆるノイコウ)が流行っているからこそ、サンダースなどで対抗できない「めいそう」ライコウが強かったりするが、ノイコウ用のライコウを粘っていて運良く「めざめるパワー」持ちを拾ったら、利用法を考える程度の気楽な心構えでいいのではないだろうか。

【技】

1゜メイン技



10まんボルト……普通はこれがメインウェポン。外す理由がほぼない。
「かみなり」を選んで、高威力命中100%の技がないのは不安になるし、「10まんボルト」と「かみなり」両方入れるなら、「10まんボルト」と「めいそう」を入れるほうが汎用性が高い。



2゜かなり大事な技


めいそう……サンダースとの差別化に大きいわざ。特殊受け(主にカビゴン、ハピナス)も突破できるようになる。
ユキノオーやラグラージに受けられたらどうしようもなくなる事が欠点。

というか、「めいそう」自体はライコウの長所を伸ばす技なので、結局電気ポケモンにありがちな不利な相手にはとことん弱いというのが解消されないのが一番の欠点。

「めいそう」を使ったところで結局は得て不得手のはっきりした電気ポケモンに過ぎないので、「めいそう」に頼りすぎてもいいことはあまりない。

感覚的には、ボーマンダの「りゅうのまい」みたいなものを考えると分かりやすいかもしれない。

どくどく……特殊受けを突破する手段として、「めいそう」より人気が出てきた。「めいそう」とこれの片方はないと、いろんな相手で止まるので「めざめるパワー」のあるサンダースで十分な場面が多くなる。

みがわり……ハピナスの攻撃をしっかり耐えるだけの耐久があれば、ハピナス対策として非常に優秀。

むしろ、ある程度のハピナスの攻撃を耐えるように努力値を振らなければ、持たせる意味が低くなるとも言える。

まもる……「みがわり」と両方あれば、大変うざったい。ヘラクロスなどにも強くなるし、非常に対処しづらい戦術。

シグナルビーム……教え技。ユキノオーに効果大な、地味にいい技。
注意としては、グライオンへ全然ダメージが入らないことだろうか。

サンダースが覚えてもしょうがないが、「めざめるパワー」がタイプ厳選しづらいライコウにはやや有難い新技である。

シャドーボール……一番有名なサブウェポンだが、どうせ大した威力にならないので、これを入れる事にとらわれすぎると、あまりいいことにならない。

が、Ptロトムありかどうかで重要度も大分変わり、ありなルールなら入れる価値はそれなりにある。

他に、「めいそう」を入れる場合はサンダースに一番ダメージがとれる技として重宝。Ptロトムに大ダメージなのも有難い。

なお、ダブルだと手軽にラティオスに大ダメージがとれる、大変有難い技に変貌する。
シングルでも、ラティオス使用可能ルールなら、需要が上がる。

ねむる……「めいそう」とセットで持たせるのを悪いとは言わない。

3゜その他の技

かみなり……運に自信があるなら、「10まんボルト」の代わりにどうぞ。
ノイコウ型なら麻痺の追加効果が邪魔になるし、「めいそう」持ちなら「10まんボルト」で十分なので、あまり出番がない。


めざめるパワー……普通狙ったタイプを手に入れる事は出来ない。手に入れたとしても、低個体値になりがち。


入れる場合は、ボーマンダを一確するために『いのちのたま』などを持たせることを推奨。とくこうの個体値が高くない場合の誤魔化しにもなる。

余談ながら、もし厳選しながら高個体値の「めざめるパワー炎」ライコウを手に入れたら、自分ならどう役立てるか延々と悩み続けると思う。


ひかりのかべ……ユキノオーへの交換読みで撃って、ヘラクロスなどにつなぐと考えると少しは使い道があるが、「めいそう」があるので使い道は少ない。

リフレクター……カビゴンを目の敵にする場合に入れる。

でんじは……電気ポケを使えば分かるが、これが当たる場面だと「10まんボルト」使ったほうがリターンが大きいことが多い。
どっちかっていうと、トゲキッスみたいに電気技を持たないポケモンや、カイリューのように電気技がタイプ一致でないポケモンの方が、有効活用できる技。

でんこうせっか……まぁ、ダブルならなんとか。

ほえる……現在の63シングルだと微妙な気がする。

じこあんじ……こいつはされる側である。

いばる……ダブルなら

ねごと……ライコウの耐久なら「ねむる」と『カゴのみ』を持たせるほうがいいような。

でんじふゆう……決まるとかっこいいけど、それだけ。技スペースが重たすぎる。

【アイテム】


たべのこし……「みがわり」を持たせることが多いポケモンなので、非常に相性がいい。「めいそう」とも「まもる」とも相性がいい素晴らしいアイテム。

いのちのたま……「めざめるパワー氷」が出たときに、ドラゴンを倒すために入れる。
その他にも、カビゴンを無理やり突破する手段としても優秀。

じしゃく……「めざめるパワー氷」を持っていないときは、強化アイテムはこれでよい。ライコウが耐久を犠牲にするのは少しもったいない気がする。
カビゴン突破に少しでも火力が必要と判断したら、『いのちのたま』でよい。

ラムのみ、カゴのみ……「ねむる」と一緒に持たせることが多い。
電気ポケモンは「さいみんじゅつ」を使うポケモンと相性がいいことが多いので、悪くない。『ラムのみ』は、「どくどく」対策も考えて単体で持たせてもよい。

オボンのみ……悪くはない程度。

シュカのみ……耐えて何をするか難しい。「めざめるパワー」がないと地面技を耐えてもしょうがないことが多い。
ただ、金銀リメイクで「めざめるパワー氷」持ちで高個体値が出たら、スカーフ持ちの奇襲にも対応できて火力があるアタッカーとしての利用価値が出てくる。

たつじんのおび……ロトムがかなりきつい構築なら、「シャドーボール」とこれを持たせるのもなくはない程度。だが、ロトムはノイコウで素眠りに追い込んで、控えに任せるので十分な事も多い。

【育成・努力値配分】

以下、すばやさ以外の個体値はあまり高くないことも想定しながら、調整を述べる。

すばやさ……まず、性格はすばやさ上昇性格で、最速ゲンガーが抜けるものを必要最低限のラインとする。

出来ればきちんと最速になるまで粘りたい。
アグノム相手に勝率0%と50%は越えられない壁がある。

とくこう……個体値が22以上なら、無振りでも無振りスターミーが一確出来る。(実数値で131)
個体値が足りない場合も、最低でも無振りスターミー一確までは振ろう。

131でいろいろ計算すると、スイクンもミロカロスも余裕で二発で倒せる。(スイクンは一発分は、瞑想一回積まれたものとして計算した)

なお、スイクンに交代際で「めいそう」を使われたとして、

「10まんボルト」一発目のときスイクンが一回瞑想使ってる
「10まんボルト」二発目のときスイクンが二回の瞑想を使ってる

という想定で倒せるか考えると、とくこうが160程必要となる。
とはいえ、実際はスイクンでとくぼうまで高い値を厳選するのはやってられないので、150程あればこの想定でも倒せるだろう。

ただ、131程度じゃ生き残ることが十分有り得るという事は、覚えておくとよい。
スイクンがそこまで突っ張るとは、中々考えづらいが……



131より伸ばす場合は、ノイコウ受けに使われる{めんえき}カビゴンを突破するために、カビゴン対策を視野に入れた振り方をするとよい。


その中でも、ゲンガーの「きあいだま」二発耐え調整カビゴンを突破できるかが大事である。

なぜなら、その調整のカビゴンは、ちょうどサンダースの『いのちのたま』「10まんボルト」を高乱数で3発耐える事になっているので、突破できるかどうかがサンダースとの差別化においてとても大事な事になっているからだ。

逆に、スターミーの『こだわりメガネ』「ハイドロポンプ」二発耐えカビゴンは、サンダースの『いのちのたま』「10まんボルト」で高乱数3発で落ちる。

よって、ライコウに出すようなカビゴンは、構築の中でも電気ポケモン対策を担っていると考えられて、ゲンガーの「きあいだま」二発耐え調整までやっている可能性が高いのだ。

以下の例だと、一応『こだわりメガネ』「ハイドロポンプ」耐えカビゴンと、「きあいだま」耐えカビゴンの両方を想定した計算結果を載せているが、どちらかというと、「きあいだま」耐えカビゴンの対策をすることをここでは推奨する。

135(無振り最大値)……「じしゃく」持たせれば、これでも「めいそう」「10まんボルト」で、ゲンガーの「きあいだま」二発耐えカビゴンを三発で倒せる。

150近辺……スターミーの『こだわりメガネ』「ハイドロポンプ」二発耐えカビゴンを、「めいそう」の後強化アイテムなし「10まんボルト」3発で倒せるライン。

160近辺……ゲンガーの「きあいだま」を二発耐えるカビゴンを、強化アイテム抜きで「めいそう」使った後に三発で倒せるライン。

167(最大値)……スターミーの『こだわりメガネ』「ハイドロポンプ」二発耐えカビゴンを、『いのちのたま』「10まんボルト」で高乱数三発。

ただ、乱数幅の関係上、「めいそう」使った後に高乱数二発で倒せるというわけではない。生き残る可能性がそれなりにある。

カビゴンの調整を2種類、ライコウの持ち物を、『なにもなし』『じしゃく』『いのちのたま』の3種類、「めいそう」の有無もふまえて計算したが、実は確定数に関わるのが少なかった。

他のメジャーポケに的を絞ると、

131……ゴウカザル、アグノム、ゲンガーをきちんと二発で倒せて、HP252メタグロスも三発で倒せる。
「めいそう」「10まんボルト」『じしゃく』で、特殊耐久特化ハッサムも二発で倒せる。

135(無振り最大値)……ボーマンダの「りゅうせいぐん」に的を絞って耐久調整したサンダースの「みがわり」を、「シャドーボール」で壊せるのはここらへん。

145……HP252ドータクンを三発で倒せるのはここらへん。

158……「じしゃく」で、無振りギャラドスが『ソクノのみ』こみで一確。「めいそう」「10まんボルト」で、特殊耐久特化ハッサムを二発。
また、無振りボーマンダを「10まんボルト」二発で倒せるラインもここらへん。

『いのちのたま』があれば、ミロカロス対策を考えて特殊耐久を上げたヘラクロスを、二発で倒せる。

167(最大値)……無振りヘラクロスを「10まんボルト」二発で倒せるのはここらへん。
また、ミロカロスの「なみのり」を耐える調整をしているヘラクロスを『じしゃく』こみで高乱数二発で倒せるのも、ここらへんから。

また、HP252トドゼルガが「10まんボルト」受けた後に「みがわり」を作れなくなるのは、ここら辺から。

そのため、「どくどく」がない場合はトドゼルガ対策としてここまであげるのもあり。
尤も、交代でユキノオーが出てくることの方が多いとは思いますが。

最大まで上げて『いのちのたま』を持たせると、特殊耐久強化型メタグロスも高乱数二発で倒せる。逆に、特殊耐久を上げたメタグロスはこれぐらいしないと二発で倒せないという事を覚えておくべき。


物理耐久……HP×ぼうぎょが14000ちょい越えぐらいから、ギャラドスの「りゅうのまい」「たきのぼり」を耐えてくれる。大した値はいらないので、きちんと厳選しよう。

そもそも、ライコウのサンダースと比べての一番の利点は、相手のスカーフ持ちから奇襲を受けても、一発は耐える事である。
そのため、物理耐久はきちんと意識しよう。

無振り個体値最大だと、ちょうど無振りグライオンの「じしん」も耐えてくれる。「みがわり」『たべのこし』と併用した後に、グライオンの「じしん」直撃を受けても生き残るよう配分する手もある。


不意打ちを警戒するための目安は

HP177
ぼうぎょ95 (個体値30以上無振り)

がいいだろう。ちょうど[ようき]メタグロスの「じしん」を耐える。


特殊耐久……ライコウにとって大事な値。単体電気属性は、特殊で弱点を滅多に突かれないので、特殊対策として非常に優秀。

無振りでもいろいろ耐えてくれるが、ゲンガーの「シャドーボール」二発耐えなどは、普通は個体値が足りなくてちょっと振らないと耐えてくれない。

ちょっと努力値を振れば、無振りボーマンダを「れいとうビーム」で一確調整しているハピナスの「れいとうビーム」を、「みがわり」が耐えてくれる。

「みがわり」「まもる」型にするときは、ハピナスの攻撃を耐えるようにすることが大切なので、しっかり意識しよう。

もっと振って、[ずぶとい]C252ハピナスの攻撃や、[ひかえめ]C252ハピナスの攻撃耐えを狙ってもよい。

といっても、[ひかえめ]ハピナスの攻撃を「みがわり」が耐えるのは、HPと特防の個体値が最大で、特防個体値252振りでようやく耐えるぐらいなので、負担がかなり大きい。

ある程度の高乱数で我慢するのがいいだろう。

「みがわり」がミロカロスの「なみのり」など、等倍タイプ一致攻撃を耐えるのは、すばやさに振ってある状況だと無理なのであきらめよう。

ハピナス以外だと、アイテムなしサンダースの「10まんボルト」を「みがわり」が耐えるかなどもチェック対象。

無振り個体値最大だと耐えるので、個体値が足りなくても少し振れば耐える。
『いのちのたま』持ちの攻撃を耐えるのは、諦めよう。

【育成例】

1゜ノイコウ

現在のライコウで最もメジャーな型。

@たべのこし
10まんボルト
どくどく
みがわり
まもる

すばやさ183
とくこう131以上
HPは、16で割った余りが1,2,3のどれかになるように調整。

「どくどく」を「めいそう」に変えたら、カビゴンなどへの対策にはなる。
選択肢としてないとは言わないが、相手にダメージを与える技を電気技一本に絞る事にはかなりの勇気がいる。




案1

HP177
ぼうぎょ95
とくこう131
とくぼう120


[ずぶとい]ハピナスの攻撃を「みがわり」が耐えて、スカーフメタグロスの「じしん」を確定で耐える。
とくこうは、個体値22で無振りならこの値。

要するに

とくこう22以上
すばやさ31
HP+ぼうぎょ+とくぼうが53以上

という個体ならOK。

これでもかなり厳選が大変だが、個体値を粘る上ではこの程度あればライコウらしい使い方が出来ると思ってよい。


案2

HP177
ぼうぎょ88 (個体値16以上)
とくこう131以上
とくぼう120 (無振り個体値30,31の値)
すばやさ183

「みがわり」が、とくこう120程度のハピナスの攻撃を耐える事で十分と割り切ったもの。
防御面は、グライオンの「じしん」耐えで十分とした。

HPぼうぎょとくぼうの合計個体値が、上のものより14程度低くても大丈夫で、大分厳選しやすくなる。


これでも個体値が足りなかったら、HP177調整で、残りとくぼうなどでもよいが、出来ればこの調整が出来る程度の個体は確保したい。


2゜「めいそう」重視


@いのちのたま、じしゃく
10まんボルト
シグナルビームorシャドーボールorめざめるパワー
めいそう
みがわりorねむる

ステータス
CS252をベースに、個体値と相談して適宜とくこうを他に配分。

とくこう:160近辺で、ゲンガーの「きあいだま」二発耐えカビゴンをどの程度の乱数で倒したいか、適宜計算されたし。


何故ゲンガーの「きあいだま」耐えカビゴンを仮想敵にしたかは既に述べたが、要するにサンダースで突破できない耐久の相手を突破できるようにするためである。


物理耐久:ギャラドスの「りゅうのまい」「たきのぼり」、ある程度のゴウカザルの『いのちのたま』「インファイト」を耐える耐久が望ましい

特殊耐久:ある程度のハピナスの攻撃を「みがわり」が耐えるようにしたいが、個体値が厳しい。
かなり妥協して、とくこう116(「れいとうビーム」で無振りボーマンダ一確)のハピナスの攻撃を高乱数で耐える程度でもよいだろう。それでも、普通のハピナスの攻撃は「みがわり」は耐えてくれるケースが少なくない。


基本形である。特徴としては、ノイコウよりサンダース、カビゴン対策の面が強い。

サブウェポンは、ユキノオーにまともなダメージが入る「シグナルビーム」がそれなりにオススメだが、相手にユキノオーがいるときは、ライコウで無理する必要がないので、どうしても「シグナルビーム」が必要なわけではない。

そもそも、グライオンとハピナスのループを考えて、「シャドーボール」のがいいことも多いだろう。

「めざめるパワー」は、

氷……ドラゴンに効果大。グライオンも潰せる
炎……最速にはできないが、ユキノオー対策
水……グライオンにそれなりのダメージ。ガブリアスにも等倍。
竜……ガブリアスに氷の次にダメージが出る
草……ラグラージ、ドサイドン対策。ガブリアスにも等倍
地面……サンダース、ライコウなどの同族対決。あったら面白い。

辺りのタイプであったら、導入を前向きに考えてよい。上から順に、個人的なオススメである。

他のタイプを入れる場合は、サンダースにまともなダメージが入る程度の威力ならタイプはなんでもいい。大体威力65以上なら、「めいそう」6積みでサンダースが一確出来る。

意味がないように思うかもしれないが、サンダース相手に「めざめるパワー」を使うと、相手は「めざめるパワー氷」と勘違いしてくれて、ガブリアスを出すことを嫌がり始めるかもしれない。
サンダースの弱点が一個しかないことを逆手に取った、心理戦である。

アイテム

「みがわり」を貼った時点で『たべのこし』で回復すると、相手がノイコウだと勘違いしてくれる可能性も高く、奇襲もできる。

『カゴのみ』「ねむる」も候補として有り得て、サンダース、カビゴンが「どくどく」「いばる」をかけてくるような型であった場合は、ライコウが逆に攻めの起点に出来る可能性が出てくる。

そして『いのちのたま』の場合は、高乱数と言うには不安が残る数字だが、カビゴンを「めいそう」「10まんボルト」で二発で倒せる可能性が出てくる。

ここで一番オススメしたいのは、『いのちのたま』『じしゃく』で一気に火力強化する型である。
理由は、不利な相手にはとことん弱いでんきポケモンで、「めいそう」「ねむる」で居座りながら長期戦を期待するのは高望みだと思われるからである。
一瞬の隙を突いて「めいそう」を使う事が出来たら、一気にたたみかける事が出来るような育成にした方が、不利な相手には弱い電気ポケモンらしい。
それでも、「みがわり」と「めいそう」では「みがわり」を使ったほうが正解な場面もある。

「めいそう」には余り頼り過ぎないようにした方がいいだろう。

なお、運良く「めざめるパワー氷」が出たら、ボーマンダを一撃で倒すために『いのちのたま』などがあってもよい。個体値が高かったらアイテムがなくても一撃で倒せるが、そんなことは滅多にないだろう。
その場合は、『こだわりスカーフ』ボーマンダの「じしん」耐え調整もしたい。


ライコウの型は、以上の二つが基本である。その他の調整もあるが、役割(=使い方)がはっきりしているものとなると、この二つになる。

いくらライコウといえど、しっかり仮想敵を考えて育成しないとあまり強くないので、なれないうちはこの二つの型のどちらかを使う事をオススメする。

【使い方・構築】


電気ポケモンの特徴は、タイマンで勝てる相手は少ないくせに、得意な相手にはめっぽう強い。
そして、等倍がとりやすいために交代で安心して出せるポケモンも少なく、電気ポケ相手に後手に回ると一気に不利になるという事である。

そんな不利な相手の多いでんきポケモンが活躍するには、有利な相手に出した一瞬の隙に何が出来るかこれが一番大切である。

ノイコウのような型が何故あるかと言うと、「どくどく」「みがわり」を相手の交換に合わせて使う事が出来たら、後は「みがわり」「まもる」を使っていやらしい戦い方が出来る=有利な相手に出したアドバンテージを、不利な相手へのアドバンテージに切り替えやすいところ

にある。これを意識するだけで、ノイコウの使い方が大分変わってくる。

また不利な相手にはとことん弱いことを考えると、ライコウが不利な相手への対策をきちんと盛り込んだ構築をしないと、出す機会はほとんどない。

まず、

苦手

ユキノオー……天敵に近い。

カバルドン……ユキノオーより少ないが、天敵。

ヘラクロス……{こんじょう}『こだわりスカーフ』に「どくどく」を入れたら、負けが見えてくる。持ち物がわかるまで、「どくどく」読みヘラクロスには注意しなくてはいけない。
とはいえ、『スカーフ』持ち以外はノイコウにはお得意様である。
ヘラクロスはPPが少ないことが一番の弱点なのだ。

ガブリアス、ボーマンダ……『こだわりスカーフ』が怖い。

メタグロス……「じしん」「バレットパンチ」で普通倒される。耐える調整をしても、いいが、それでもタイマンでは勝てない。

グライオン……ノイコウでもハピナスグライオンの受けループは、単体では突破できない。適当に交換されながら「はねやすめ」で「まもる」「みがわり」のPP切れを待たれるのは困る

ラグラージ、ドサイドン……ライコウが「めいそう」持ちの型ならまず無理。相手が「ねむる」持ちならノイコウでも無理。

ハガネール……絶対無理。「のろい」などを積まれるだけである。「めざめるパワー」運がよかったら何とかなるが、そこまでして対策するポケモンではない。

ピクシー……特殊耐久もまぁまぁあり、「どくどく」もきかず、「アンコール」まで持っている。

得意

スターミー
ゲンガー
ゴウカザル……「みがわり」読み「アンコール」にだけ注意
サンダー
ギャラドス……「りゅうのまい」「たきのぼり」を耐えるのが痛い
ミロカロス……「さいみんじゅつ」弱体化が本当に痛い。

型次第

ヘラクロス……『こだわりスカーフ』以外は大丈夫。
カビゴン……ノイコウなら{めんえき}カビゴンに詰むが、「めいそう」ならなんとか。
サンダース……カビゴンとほぼ同じ。

となる。まず、交換でも出てきやすいユキノオー対策を考えなくてはいけない。

メタグロスはどうせ入っているだろうが、後一体ぐらいゴウカザル、ヘラクロス、ハッサムといった面々をいれるとよい。

実際のバトルでは、相手にユキノオーがいるとライコウを出さない事をまず考えなくてはいけないので、ライコウで対策しているポケモンの対策を他のポケモンでも倒せるように分散させるほうが使いやすい。

例えば、

ガブリアス
ボーマンダ
メタグロス
スイクン
ライコウ
ヘラクロス@ハチマキ
ねごと
インファイト
メガホーン
ストーンエッジ

のように、ヘラクロスをミロカロス対策を意識した型にして、相手にユキノオーがいるときはミロカロス対策をヘラクロスに任せて、それ以外でもライコウとヘラクロス、スイクンの誰でミロカロス対策をするか選べるようにするなどである。

他にもノイコウならサンダース対策もかなり厳しいので、他の面子で上手く対策したい。

サンダースも安全に交代で出せるポケモンがほとんどいないので、相手にサンダースがいるときにどう立ち回るかは、しっかり意識したほうがよい。

サンダース@いのちのたま
10まんボルト
めざめるパワー氷
みがわり
ねがいごと

という型だと、ノイコウだと完全に積む上に、「10まんボルト」二発でHP252メタグロスも倒せる。
そのため、ノイコウVSサンダースという構図を作られたら負けるというぐらいの勢いで、積極的に交代読みの「どくどく」を打つ必要が出てくる。

これは、他のユキノオー、ラグラージ、ドサイドンなどでも言える事であるが、ラグラージやドサイドンは「ねむる」持ちも結構いるので、ライコウでは無理して向かい合わないほうが無難である。

とにもかくにも、ユキノオー、ラグラージ、サンダースといった面々への対策はきちんとできていないと、ライコウを使っても足手まといになりかねないことには注意。

さて、そういった苦手な相手への対処を考えても、まだまだライコウを有効に使うまでは難しい。

ライコウは、交代で出せる場面が実に少ないのだ。

交代で出せるポケモンというと、

サンダー……「どくどく」来たら、型次第で詰む
ハピナス……同上。「かみなり」の麻痺でも詰む
ミロカロス……「さいみんじゅつ」当たったら困る
トゲキッス……「トリック」はなんとかなるが、「でんじは」来たらやばい。
ノイコウ……「ねむる」持ちライコウなら出せる。

といった面々がいるが、どれも下手に交代で出したらノイコウなら無駄死にしかねなく、「めいそう」ライコウでも型次第ではかなり厳しい。

そのため、ライコウは死に出しや先発で出すほうが多くなるだろう。そのくせ、タイマンで安心して勝てる相手が少ないという困った子だ。

どう構築するか例を挙げると、

まず、ノイコウを採用を確定とする。初手で出すことを想定するとして、相手が初手でメタグロス、ガブリアス、ボーマンダを出すことは想定しなくてはいけない。

理由は、メタグロス、ガブリアス、ボーマンダは採用率が非常に高く、こいつらが初手でやってきてどうするか考えていないと、ノイコウを初手で出しても足手まといになりかねないからだ。

ノイコウVSメタグロス……メタグロス受けに変える。もしくは、「じしん」のタイミングでボーマンダ。

ノイコウVSガブリアス……警戒すべきは、

『こだわりスカーフ』「げきりん」
『こだわりスカーフ』「じしん」
「みがわり」

まず、こちらの「みがわり」はない。次に、「まもる」が有り得るかと言うと、難しい。
相手のガブリアスが「みがわり」「つるぎのまい」を両方持っていた場合は、

ガブリアス
つるぎのまい
みがわり
じしん
げきりん

という型と思われて、「じしん」を全部「みがわり」に当てたらPPが切れる。それを目標として、ノラリクラリやれば大丈夫。

いきなり「じしん」ブッパな場合は、『こだわりスカーフ』『こだわりハチマキ』か『ヤチェのみ』であると思われて、次のターン技を変えられても、「げきりん」耐えボーマンダなら耐えるし、技がそのままなら無償降臨できる。

よって、ボーマンダを控えにするのは安定。

「げきりん」がとんできた場合は、メタグロスに変えると安定。

ノイコウVSボーマンダ

「りゅうのまい」型ならかなり厳しい。それ以外でも、『こだわりスカーフ』「じしん」がかなり厳しい。交代メタグロスで、

相手がメタグロス受けに変えそうなら再び交代ノイコウ
ボーマンダがメタグロスとタイマン続行しそうなら「だいばくはつ」
『いのちのたま』「だいもんじ」などでメタグロスが倒れた場合は、ノイコウを再び出して、のんびり戦う。

よって、

ボーマンダ
メタグロス
ノイコウ

といった三体がいるとありがたい。メタグロスは、耐久に振って、相手のメタグロスの「コメットパンチ」読みでも出せるように、すばやさに振ると使いやすいだろう。

という風に、死に出し、初手出しの後に、どう立ち回るかもしっかり考えなくてはいけない。

他に警戒するのは、ハピナスグライオンの受けループである。

ハピナスを単体で突破できるのがノイコウのいいところだが、受け回されながら再生回復を連打させられると、かなり厳しい。

受けループ突破用に、ガブリアス・スイクンの同時採用。
特に、スイクンはグライオンに交代で出して起点にする事も視野。
これでは霰パにやや弱いので、ヘラクロスの採用(カビゴン対策にも強い)

となって、プラチナでのテンプレ構築、

ガブリアス
ボーマンダ
メタグロス
スイクン
ライコウ
ヘラクロス

が出来上がったりする。

電気ポケモンは扱うのが簡単ではないので、この例以上にどう扱うのかよく考えて構築してもらいたい。

ライコウは、きっちりトレーナーが考えればそれに答えてくれる力は持っている。

【対策】

まず、「みがわり」「まもる」の対策として、何もしないで交代し続けるというものが存在する事を覚えておこう。
特に、グライオンハピナスループだと、交代しながら再生回復をやりつづけると、ライコウ単体ではライコウのPPが先に切れる。

交代はPPを使わないのだ。ハピナスグライオンループを使っていても、交代しないで正面から戦って、損をしている人をよく見る。

とはいえ、ハピナス単体だとどうあがいても勝てないので、一体崩されたら負けという事で、相手も控えがいる事を考えるとなかなか怖い対策ではある。
メタグロスの「だいばくはつ」がグライオンにあたるだけで詰むというのは中々怖い。

単体で無理なく対策するのであれば、ラグラージ、ユキノオー、サンダース、{めんえき}カビゴンが優れている。ハガネールは露骨な対策だが、汎用性の面からあまりオススメはしない。
が、ノイコウが出てくるとしたら初手や死に出しが多いことを意識して、初手ノイコウが来た場合にどう対処するか、あらかじめ考えておく事も重要である。

ノイコウを使うのに慣れている人は、よく想定して使ってくると思われるので、どう使ってくるのか、構築時点である程度考えておくと、こちらも動きやすい。

要するに、(しつこいようだが、私はライコウを一体も持っていないが)一度ノイコウなり「みがわり」「まもる」ポケモンなりを使っておくと、弱点が見えてくるという事である。

他には、ライコウを交換で出したいハピナスなどに、{てんのめぐみ}「かみなり」、「どくどく」などを仕込んで、相手が出しにくくするのも有効。

だが、交代で出しにくくしても、ライコウを死に出しされたら詰むような状況になっていないかは十分に確認しておこう。死に出しで出しやすいポケモンなのだから。

また、今回の育成論で、「めいそう」「ねむる」ライコウをプッシュしたのは、一週回ってこれらのノイコウ対策に有効だからというのが大きい。

サンダースや{めんえき}カビゴンだけにライコウ対策を任せると、型が違ったときに一気にどうしようもないかもしれないことには注意しよう。

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好きな漫画:野獣社員ツキシマ、キン肉マン
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好きなアニソン:10years after、winners、夢色チェイサー
ゲーム以外の趣味:昼寝

東京大学ゲーム研究会OBですが、現在は同団体の活動には関わっておらず、個人での活動となっております。

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