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昨日の続き:トゲキッスのエアスラッシュその2

前提:昨日の計算の通り、トゲキッスのエアスラッシュは、タイプ補正込みで威力250の技と考えてよい。

臆病C252振りの場合のその威力は、臆病マンダの珠流星群よりちょっと低いぐらい。

これをどう利用できるかについて、少しだけ例。


例1

特防無振りハピナスで、スカーフキッスを受けられるかどうか。

ダメージの目安として、再生回復持ちでも、相手の攻撃を3発は耐えてくれないと中々自由に行動出来ないと考える。

キッスのエアスラッシュで、一回動くまでにハピナスは期待値上は大体100~120のダメージを受ける。

だけど、ハピナスはHP330なので、スカーフキッスを無振りハピナスで受けに行くと、大体は大丈夫だろうけど突破されることもそこまで珍しいとは言い切れない。

例2

また、上のような対面の場合、キッスのエアスラは期待値以上は威力250だが、波動弾は弱点込みでも250より低いので、期待値上はエアスラ選択が正しい。


例3

電磁波キッスとスカーフキッスの期待値比較。

電磁波キッスは相手より遅いとする。

同じ特攻の場合の両者の期待値を比較するとして、ひとつ前の記事のようにして電磁波キッスの期待値を計算する。

前提1:相手が一回動くまでに、トゲキッスがエアスラッシュを当てる回数の期待値を求める。
前提2:相手の攻撃をトゲキッスがm回耐えるとする。
前提3:トゲキッスは最初の行動で後攻電磁波を打つ。


(1)

相手が一回行動する前に、エアスラッシュのk発目が当たる確率を計算する。

麻痺した相手にエアスラッシュが外れて電磁波で相手が痺れて動かないことがi回おこる確率は、

a=0.05(エアスラ外れ)
b=0.25(電磁波痺れ)

として、(ab)^i

(ab)^iを、i=0から無限大まで足すと、1/(1-ab)=1/0.9875

これにエアスラッシュの命中率の0.95をかけると、0.962となる。

これが、相手が麻痺した状態での、エアスラッシュの「実質命中率」と考えてよいので、以下c=0.962として、この値を用いて計算する。

(式で書くと、(1-a)/(1-ab)となる。)

さて、相手が一回行動するまでの間にエアスラッシュがk発当たる確率を実際に計算していく。

k=1のときの確率は、上で計算したcである。

k=2のときの確率は、

(相手が一回行動するまでにエアスラッシュが一回当たる確率=c)
(一回目のエアスラッシュが命中したターンに相手が動けない確率=dとする)
(エアスラッシュが命中したターンから、次のエアスラッシュが当たるまでに相手が動けない確率=c)

上の三つの積として求まる。

エアスラッシュが命中したターンに相手が動けない確率は、

0.25+0.6-(0.25*0.6)=0.7(=dである)

そのため、このときの確率は、c^2dとなる。

同様にして、一般のkについては、c^kd^(k-1)が、

「相手が1回行動するまでの間にエアスラッシュのk発目が当たる確率」

である。

(2)

エアスラッシュが命中する回数の期待値を求める。

(1)で求めたc^kd^(k-1)をk=1から無限大まで足し合わせると、相手が一回行動するまでに、当たるエアスラッシュの回数の期待値となる。その値は下のようになる。

c/(1-cd)=0.962/0.3266=2.937

この2.937が、エアスラッシュが相手に当たる回数の期待値であり、

「麻痺した相手に撃ったエアスラッシュの攻撃力の期待値は、75*2.937=220.280」

と言える。

(3)

さて、スカーフキッスと電磁波キッスとの比較に戻る。

相手の攻撃をm回耐えるとき、スカーフキッスの相手に当てるエアスラの回数の期待値は、m+1回行動して一回当たりの期待値が2.210なので、

2.210*(m+1)

電磁波キッスは、最初の行動の一回を後攻電磁波に使って、その後m回行動出来て一回当たりの期待値が2.937なので、

2.937*m

ここで

2.210*(m+1) < 2.937*m

if and only if 2.21<0.727m ……A

となる。Aを満たす最初のmは4なので、

m=0,1,2,3ではスカーフキッスの方が攻撃を当てる回数の期待値が高く、m=4以上では電磁波キッスの方が期待値が高いと言える。

ただし、電磁波キッスが控えめで特攻を高くしていた場合、控えめ全振りなら2.937*1.1=3.2307がエアスラッシュの命中回数の期待値として計算するべきであり、この場合はmが3以上からスカーフキッスに比べて期待値が高くなる。

以上をまとめると、

「電磁波キッスが自分で電磁波を撒き、エアスラを撃つ場合、スカーフキッスより期待値を高く出来るのは、相手の攻撃を4発以上、もしくは3発以上耐える場合だけである。」

ということになり、ポケモンではそういうことはめったに起きないので、自分で電磁波を撒くトゲキッスは、期待値で判断するとあまり効率がよくないという結論になります。

でも、例えば攻撃技が地球投げしかないポケモンなどに対しては、電磁波キッスの方が効率がいいとも結論できます。

とはいえ、大抵の場合は周りで電磁波を撒く方がいいでしょう。

電磁波を自分で撒く場合は、これだけ相手の攻撃を耐えることが必要なので、せっかくなので「はねやすめ」も持たせて、より行動回数を高くするべきだとも思いました。


気にいったので、このシリーズは続くかもしれません。

ちょっと計算が面倒くさくなってきたので、もしかしたらどっかにミスがあるかもしれないので、利用する前に検算することをお勧めします。



テーマ : ポケモン - ジャンル : ゲーム

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好きなゲーム:パズドラ、スパロボ、ガンダムvsシリーズ
好きな漫画:野獣社員ツキシマ、キン肉マン
好きなアニメ:ゲゲゲの鬼太郎(3期)、ウテナ、エヴァ、ナディア、トップをねらえ!、イデオン、フルメタふもっふ
好きなアニソン:10years after、winners、夢色チェイサー
ゲーム以外の趣味:昼寝

東京大学ゲーム研究会OBですが、現在は同団体の活動には関わっておらず、個人での活動となっております。

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